2008年02月06日

カラダの話

人間の体というのは、自然に「適応」してつくられたものだ。
皮膚の色も、体系も、なにもかも環境に適応して進化した形である。

が、それが悲しい。
とくに、僕のような純日本人的な体格の場合は悲しい。

僕は丸坊主なので、日光と、寒風にとても敏感だ。
なので、旅に出るときは、帽子をもっていくようにしている。
しかし、僕は物忘れがひどく、こと帽子に限っては、確実になくす。
今回は2つもっていったのにもかかわらず、到着後一週間で両方ともなくしてしまった。

前回はイスラームの取材だった。中東の人間は頭がデカイ。
なので、僕のような頭デッカチでも、ちゃんとサイズのあう帽子がある。
しかし、黒人は頭が小さい。僕がかぶると、まるでプロレスラーが子供用の帽子をちょんと頭にのせたような感じになってしまう。頭がでかくて被れないのだ。
おかげで頭皮を日焼けしまくって、一日が終わると、ペリペリと頭の皮をはがす毎日がつづいた。
時には、まだ死んでいない皮膚をはがしてしまい、頭皮から血を流してバンドエードを貼ることもあった。
宿の主人にギョッとした目で見られたが、仕方ない。
日本人(いや、僕の頭が特別なだけか)と黒人の体格の違いというのは、こんなところにも現実問題としてでるのである。

体格の問題で一番なのは、足の長さだろう。

外で飯をくうときは、テーブルというものが存在しない。
高い椅子の上にすわり、皿を膝に置いて、左手でコップをもち、右手で食べる。
黒人たちは足が長いので、高い椅子にすわっても、膝がつんと上を向くぐらいに立つので皿を乗せられるのだ。
しかし、足の短い僕はそうはいかない。座ると、膝が下を向いてしまう。黒人なら頭と膝の角度がL字型になるのだが、僕の場合は足が短いので「く」の字型である。そこに皿をおくと、落ちてしまう。
なので、一人で地面にすわって、あぐらをかいて食べなければならない。
地面は人々がすてた骨やら残飯やらで散らかっている。そこにすわり込んでたべなければならないのだ。

足の長さといえば、小便が痛い思い出としてある。
アジアや中東の場合は、いわゆる和式便所のようなところに小便すればいい。
しかし、アフリカはちゃんと小便用の便器がある。これが、非常に「高い」のだ。
彼らの足が長いからだろう。
(まさか、アソコが長いから、ということはあるまい。そうだったら実にショックである)
短足の僕には高さがあわず、しかたなくイチモツを握って、上にむけて、聖水を発射するしかない。

ただ、それだけならいい。
が、黒人つうのは黄色人種が珍しいのか、小便をしていると黄色いイチモツのサイズをチェックするために覗き込んでくる(インド人もコレをやってくる)。
僕はイチモツを握り締めて、懸命に上に向けて発射している最中である。
黒人は驚きのあまり絶句して、「おまえ、なにやってんだ」という同情のまなざしで僕を見つめてくる。
こんな時である。自己嫌悪に陥るのは。
欧州でもこういうことはあるが、のぞきこまれて、陵辱されたためしはない。実に、みじめである。
ちくしょう、この野郎、と心の中で叫ぶが、足の長さも、アソコの長さも勝てぬのだから、それを声にだせるわけがない。
俺の馬鹿野郎、である。

まぁ、明日からちょっとアフリカ滞在を中断して、パキスタンへ入るから、この屈辱とはしばしオサラバである。
ただ、パキスタンでは18日に大統領選挙が控えている。どうせ爆弾テロがおきまくるだろう。
その前になんとか脱出したいけど、まぁ、そんなうまくいくわけがない。まったく、どうなることやら。
今年一通りアフリカを終えたら、しばらくは日本を舞台にしたいと思っている。
ま、神様仏様、僕のアフリカでの屈辱を考慮して、何とか無事に終わらせてくれよ、と願う日々である。

インシャ・アッラー


kotaism at 01:51 │Comments(1)clip!日々のこと 

この記事へのコメント

1. Posted by 正一    2008年02月06日 09:17
お久し振りです。
黒人の頭が小さいというのは、初めて知りました。身近に黒人が居ないわけではないのですが、気にもしなかったので…。ただし、足は確かに長い。いちもつはお風呂で何回か見たことがありますが、黒光りした立派なものでした(笑)。
インドや中近東とアフリカは違うというのは解りますが、こんな身近な問題があったとは知りませんでした。
パキスタンですか、危ないところに近づかない方が良いですよ。と言いたいところですが、それでは取材にならないでしょうから、「神のご加護」を願うばかりです。
お気をつけて!!
ブログ楽しみしています。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Categories
最新記事
Recent Comments
なまえ (石井光太)
なまえ (一ファンです)
なまえ (石井光太)
なまえ (つんこ)
才女と悪童 (みその)
参ったなぁー (おのま)
参ったなぁー (みその)