2008年12月04日

旅行人-特集ルーマニア

12月1日発売「旅行人-特集ルーマニア」が発売になっています。
今回はルーマニア特集ですが、僕だけは連載ということもありフィリピンの話を書いています。マニラに暮らす日本で働いていたフィリピーナとの話です。

来年で「旅行人」は創刊20周年だとか。
同誌では20周年の年記念特集が組まれており、旅行人ではおなじみの作家さんたちが様々な原稿を書いています。
読んでいると、みなさん色んな偶然の中で編集長の蔵前仁一さんと会い、そこを出発点、あるいはジャンプ台にして活躍していったようです。
逆に言えば、蔵前さんが素晴らしいアンテナをもっているからこそ、そういう人たちをキャッチすることができたのでしょう。

僕が旅行人と関係をもったのは海外ルポを書き始めた頃でした。
詳しい話は割愛しますが、処女作「物乞う仏陀」は最初S社から出版する可能性がありました。
が、いろいろな事情があって、その原稿が文藝春秋にわたり、そこで刊行されることになったのです。
それと前後して旅行人の蔵前さんが連絡をくださって「物乞う仏陀」の話を旅行人に連載しないかと言ってくださいました。しかし、すでに出版の話が進んでいたので、申し訳ありませんが……、とお断りすることになったのです。

時は流れて「物乞う仏陀」が文春から発売されました。
僕は真っ先にお詫びも兼ねて蔵前さんに本を送りました。すると、蔵前さんがすぐにHPで紹介してくださり、その上「旅行人」に執筆しないかという話をくださりました。
正直、この時は本当にうれしかったですね。本が刊行された直後にいきなり3、40枚の原稿をドンと書かせてもらい、その上記事の最後に本の紹介までしてもらったのですから。どれだけ広告&励みになったことか。


今やり始めた連載の話を頂いたのは、二作目の「神の棄てた裸体」を刊行した直後でした。
この時も本を送ったところ、真っ先にHPで紹介してくださり、連載の話を頂きました。たしか最初は一作だけの寄稿の予定だったのですが、いくつかたまっていた原稿を送ったところ、「全部掲載したい。というより、その後も連載をしてほしい」という話をいただいたのです。
以来、ドラッグや売春の話は絶対タブーの旅行人にもかかわらず、僕の荒い内容のルポをずっと掲載していただいています。
先日『PLAYBOY』で旅の本特集が組まれた時も、蔵前さんが旅の本ベスト10に拙著を入れてくださったっけ。
本当にありがたいことです。

こうしてみると、僕はつくづく自分が恵まれているなぁと思います。
実は、今年の春に蔵前さんから「旅行人での連載をまとめて本にしないか」という話をいただいています。
本にまとめるにはあと5話ぐらい書かなければならないのですが、正直いうと現時点で6、7冊先の話まででていて手があかないのです。
ただ、なんとかあい間あい間に原稿を書きためて、一年後ぐらいまでにはある程度の分量を書いて提出したいなと思っています。連載をまとめて本にしたいという気持ちもあるのですが、それ以上に「旅行人」というディープな旅行ファンの人たちに向けて一冊出したいという気持ちがあるのです。そして、それが少しでも蔵前さんに対する恩返しになれればと思っています。

よ〜し、来年末ぐらいまでには何とかするぞぉ!

旅行人159号特集ルーマニア〜ヨーロッパ最後の中世
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kotaism at 00:33│Comments(0)clip!お知らせ 

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