昨日は「情熱大陸」の放送日だった。
たしか最初に依頼が来たのは、今年の初めだった。プロデューサーと2回ぐらい飲みにいって提案され、承諾したんだと思う。
番組については、僕がコメントするべきではなく、ご覧になった方々が自由にいろんなことを感じるべきだと思う。だから、今ここで書けるのは、「ありがとうございました」ということだ。

「情熱大陸」は、その人の仕事にかける「情熱」を追う番組だ。
僕は自分のことはよくわからないが、とにかく人を感動させたいという気持ちは人の何千倍もあると思っている。
番組にもあったけど、僕は子供のころからこの仕事がやりたくてやりたくて仕方がなかった。文章によって人の心を揺り動かしたくて仕方がなかった。文章によって世界を豊かにしたかった。
それは自分が文章によってすさまじい感動を受けたことがあり、それがどれだけ素晴らしいことかを知っているからだ。だからこそ、僕自身がその衝撃を人に与えたいと思った。

だから、いまそれができるのがこれ以上ないぐらい幸せだと思っている。
また、やらせてくれているまわりの方々に心から感謝しているし、期待に一つでも応えたい。
そのためには何を犠牲にしたっていい。まったく眠らなくてもいいし、24時間書き続けてもいいし、実際にそうしている。
1作でも多く、1行でも多く文章を書いて、人の心を動かして、世界を豊饒なものにしていきたい。

そんな僕だが、文章以外にも夢を持っている。
その一つが、「世界の貧困を再現する博物館をつくる」ということだ。
建物、トイレ、遊び、お酒、料理、水の浄水、性生活、結婚、出産、埋葬何もかも再現したい。実際にそこで密造酒をつくるなんてことだってできる(飲んだらNGだが→笑)

大学一年生の時に初めてアフガニスタンの難民キャンプを目にして、心を突き動かされて、世界各国を舞台にして文章を書いてきた。
文章でできることは徹底的にやりながら、一方で「博物館(期間限定のイベントでも)」という小学生でも見れて、触れて、心を動かされるものをつくりたい。
そうすることで、まったく違う形で人の心を動かすことができると思っているからだ。
もちろん、展示の内容は、海外の難民キャンプやスラムだけでなく、日本の戦後の浮浪児が暮らしていた地下鉄やバラック、あるいは近年の日本をテーマにしてもいい。
貧困世界の暮らしがどういうものであるかということを五感で理解できる空間をつくりたい。

もちろん、とても大きなプロジェクトである。
ただ、できるだけ早く実現したいと思っているので、もし具体的にお力を貸していただける方がいれば、メール等でご連絡をいただければと思っています。
kota_ishii@yahoo.co.jp

とにもかくにも、番組では本当にいろんな方にお世話になりました。
心よりお礼を申し上げます。

これからも、全身全霊を込めて文章を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。



追記
ノンフィクションの題材は常に募集しています。
「こういう情報を持っているが文章にして告発してくれないか」「こういう人間(会社)を紹介するので、評伝を書いてくれないか」「こういう問題があるので目を向けてくれないか」などいつでも募集中です。
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