朝日カルチャーセンターの講座のお知らせです。

10月の講座では、「絶対貧困と相対貧困」というテーマで行います。

途上国では一日1ドル以下で暮らす人々を絶対貧困と呼んで貧困層として区別します。
一方、物価の高い先進国では、相対貧困として貧困層を割り出します。

どちらも、貧困には違いありません。
しかし、みなさんは、その違いがどのようなものかご存知でしょうか。

私たちは簡単に途上国の人々を「貧困に苦しむ人」と考えます。
また、日本の貧困問題については「外国に比べれば日本の貧困なんてマシ」という言い方をします。

でも、本来は、外国の貧困と日本の貧困とはまったく別のものなのです。
貧困のあり方も、そこから引き起こされる問題も、そこで生きる人々の方法もまったく違う。
スポーツといっても、カーリングと空手がまったく違うのとおなじように、貧困といっても国によってまったく違うものなのです。

そこで、大きく途上国の貧困を「絶対貧困」として、日本の貧困を「相対貧困」として、具体的に何がどう違うのか考えてみようというのが、本講座の目的です。

日本の貧困を知るには、まず世界の貧困がどのようなものであり、その中で日本の貧困はどういうものなのかということを、しっかりと認識しなければなりません。

本講座ではそれをすることによって、貧困とは何かということを、みなさんと一緒に広く考えていきたいと思っています。



■テーマ
絶対貧困と相対貧困

■内容
日本における貧困率は約15%にも上ると言われています。
しかし、同じ日本に暮らしながら貧困の実態を感じることはあまりありません。
世界の貧困において、日本の貧困とは、どのように異なるのか。一日一ドル以下の暮らしをする絶対貧困の生活と、約一二〇万円以下の年収での暮らしをする日本の相対貧困の生活を比較することで、それを明確にします。そして、その上で、それぞれの小さな問題点を見つけ出していくことで、貧困問題への取り組み方を考えていきたいと思います。

■日時(全3コマ)
10/19 土 16:00〜19:30
10/26 土 18:00〜19:30

■カリキュラム
19日
第一講座
「居住地、路上、婚姻」途上国のスラムの生活と、日本の低所得者の生活を居住空間を中心に考察します。
第二講座
「教育・労働・犯罪」教育を受けられないとはどういうことか。そこから派生する労働問題から貧困ビジネスまでを説きます。

26日
第三j講座
「食生活、医療、死」貧困の食卓は様々な病を産みます。貧困者における医療の問題点から死の受容まで。


■お申込み詳細
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=220504&userflg=0