5月から半年ほど、河出書房新社のWebマガジンで海外モノの連載を行います。
2年ほど前に、メールマガジンで一部連載をしたものを大幅に直し、書籍化するための企画です。
5月〜10月ぐらいまで連載し、来年の早い時期に単行本として、河出書房から出版することになります。
もちろん、Webマガジンなので、連載分に関しては、すべて無料で閲覧できます。

内容は、発展途上国における民俗誌ともいうべきものです。

ベトナムでは、枯れ葉剤によって生まれた奇形児を間引くことがありましたが、今なお、現地の人々はその殺された奇形児の幽霊に悩まされています。

エチオピアのストリートチルドレンの子供たちにはある「伝説」がつたわっており、彼らはそれを胸に抱いて生きています。それが彼らの生きる糧となっています。では、その「伝説」とは何でしょうか。

フィリピンの山奥では、いまだに人の肉を食った日本兵の亡霊の目撃談が語り継がれたり、マレーシアでは日本兵に虐殺された現地の人たちの亡霊が目撃されたりしています。
彼らはそれを通じて、どんな日本人像を抱いているのか。

ルワンダでは、虐殺の際、人間の死体は犬に食われたといいます。
現地の人たちの間では、その犬にまつわる様々な話が語られています。それはどういうものなのでしょうか。

イラク戦争の難民たちは、海外に逃げ出しています。中には、お金がなくて売春をしている人も大勢います。
そうした女性たちが身につけているあるお守りと願いがあります。それは何なのでしょう。

などなど。
あまりにも残酷で、あまりにも悲しく、あまりにもせつない話ばかりです。

この連載企画では、途上国の人々の内面をえぐりだし、形にしていきたいと思います。
他の誰ともまったく異なった目線で描く、世界の人々の民俗誌です。これによって、読者の方々の海外の事象に対する見方を180度変えていくような意気込みでやっていきます。
是非楽しみにしていてください。

開始は、一ヶ月後、5月のゴールデンウイーク明けぐらいからのスタートです。



追記
担当は「文藝」の編集者でもある武田君。氏いわく、
「Webマガジンでの、こんな連載はいまだかつてなかったので、まったくの異色モノでしょう。本としても、類書は絶対ありません」
がんばりまっせー。

追記
NHK出版のWebマガジンでも、6月から夏ぐらいからスタートで連載を始めます。
こちらも、追ってお知らせいたしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。